主力艦の護衛もすれば遠隔地・小艦隊では自らも主力を務め
機雷敷設、水兵訓練、海外親善、その他諸々ありとあらゆる任務を果たす艦隊のワークホース
巡洋艦について語りましょう
魚雷一本で戦線離脱を余儀なくされる
図体の割りには脆弱で中途半端なフネだよな
古鷹クラスが巡洋艦として手頃な戦術単位かな
と思ってしまう
8000トン、35ノット、8インチ6門、高角砲4門、魚雷発射管4連2基、水上機2機
異論は認める
もともと軽巡洋艦としての計画だった筈だけど
水雷戦隊旗艦にする積もりとかあったのかな
軽巡洋艦と重巡洋艦って区分は軍縮条約に基づくもので、それ以前なら装甲巡洋艦→巡洋戦艦と装甲巡洋艦以外の巡洋艦→軽巡洋艦の区分な筈
古鷹型はオマハ級に撃ち勝てる巡洋艦って位置付けなだけで峯風型や神風型、睦月型を率いて突撃するにはやや劣速だし水雷戦隊旗艦には不適かと
イギリスのホーキンス級に触発された大型巡洋艦がルーツだからね>古鷹
数を作る気もなかったし、主な運用は主力艦の直衛か、前衛部隊の主力のどちらかだろう
5500トンの次の巡洋艦のスタンダードが古鷹でないの?
主力艦隊をその主たる本領に注力させる為にワークホースとして幅広い任務を引き受ける(予定)、FFMなんかも現代の巡洋艦と言えるのかな
満載5000t以上あるようだし
水雷戦隊旗艦としての5500トン型はある程度数が揃ったので休み。
後継は阿賀野型。
8インチは6インチとは隔絶した装甲貫通能力があるから
ワシントン海軍軍縮条約より後はだいぶ期待されたんだろうな
日本でも、太平洋戦争がなければクリーブランド級対抗で、対水上砲戦、対空、水雷戦を想定した
排水量1万2千〜1万3千tクラスの和製スヴェルドロフみたいな軽巡が出てきたのかな?
日本海軍は重巡好きだから伊吹型の量産の方があり得るか
軽巡は改阿賀野に注力して、
他は重巡(つまり伊吹)に注力でしょう
当然クリーブランド対抗も伊吹
寧ろデ・モイン対抗の方が気になる
素直に砲戦特化の重巡にするのか
一気に超甲巡まで行ってしまうのか
太平洋戦争がなければ、というより世界大戦がなければ、になりますね
日本を絶望させたスターク案はドイツのフランス攻略が決め手で成立したものですから
(そして三次ヴィンソンも世界大戦=当時は欧州大戦を前提にしています)
元々の日本が想定していた戦備はご存じの通り、昭和11年の第三次帝国国防所要兵力改定に沿っています
これに従ってマル3やマル4は策定されたのですが、当然マル5、マル6も原案はそうなのです
ではおさらいで、国防所要兵力を改めて見直すと、
戦艦12、空母10、重巡20、軽巡21、6個水雷戦隊、7個潜水戦隊、その他です
これを当初想定のマル6計画までにあてはめると、昭和25年頃の想定戦力は
戦艦18(金剛〜長門を含む)、空母10(赤城、加賀を含む)、重巡28(古鷹〜妙高を含む)、軽巡21
駆逐艦141(艦齢超過25隻、乙型20隻)、潜水艦77(艦齢超過6隻)、その他
つまり昭和25年までの4つの建艦計画で、日本は想定していた国防所要兵力をほぼ完成させる構想でした
さてここで巡洋艦スレの本筋に戻ると、日本が昭和12〜25年まで
(昭和25年末完成構想なので、起工は概ね22年頃まで)の想定として建造を予定していたのは
重巡が10隻、軽巡が21隻です
重巡は艦齢がギリギリ一線戦力に入る高雄級4、最上級4、利根級2の既存10隻に新造10隻を加えて想定戦力20隻を完成
これはマル5で2隻、マル6で8隻の構想です
軽巡は既存艦全て退役もしくは艦種変更で一線を退き、水雷戦隊用乙巡6隻、潜水戦隊用丙巡7隻、そして艦隊用乙巡8隻を建造します
こちらはマル4で6隻に続き、マル5で8隻、マル6で7隻
長々と書きましたが、実際のマル5は超甲巡2、巡乙5、巡小4
策定中だったマル6は超甲巡4と巡洋艦12(甲巡10、乙巡1、丙巡1と言われます)になったのはご承知の通り
さらにマル急で甲巡2が前倒し建造され、改鈴谷型伊吹となります
ですけどね、結局史実のマル5とマル6も、もともとの構想を踏まえたものなわけです
ここが大事で、本来の構想にプラスアルファのかたちで、アメリカの建艦計画対応分を増強したと言い換えられます
つまり史実の建造内容、特にマル6の巡洋艦の陣容や性能を類推する上で
まず本来の構想を踏まえて、その上で考察検討していくのが正道ということですね
はえー元々DEでそんなに巡洋艦を作るつもりだったのか
一斉建造した軽巡が一気に更新時期に来るから、一気に大量建造しないといけないんですね
Wikiなんかを見ると、マル5軽巡は戦隊運用、マル6軽巡は水戦旗艦や連合艦隊付随の諸隊にいたりしますね
そして早々に第三第四に異動になる阿賀野型...
水戦旗艦任務は本来新鋭じゃないと務まらない過酷な任務なんですかね
まあ確かに駆逐艦と一緒に高速で走り回るから、缶とか船体への負担は大きそうですけど
37.5ノットを与えるために8000トンに15万馬力とか気違い沙汰な気がする
当時でも戦闘艦は30ノットあれば問題ない気はするなあ
艦としての完成度は兎も角、
スペックの上でのアイオワ型のインパクトは大きかったろう
いえ、ノースカからですよ
それまでの米戦艦より5ノット以上高速化しましたからね
水雷戦隊の襲撃運動を従来通り行うには、水雷戦隊も5ノット以上高速化する必要があったわけ
だから陽炎型も当初の要求では速力36ノット以上を目指し
より優先度の高い航続距離確保のため35ノットで忍んだ経緯があります
マリアナは海が深いからねぇ
しかし摩耶は轟沈と言って良いレベルだからもっと破壊されているかと思ってた